旧友エマの招待で、
古い屋敷の遺品整理にやってきた私たち。
数年ぶりの再開を楽しみに
屋敷に到着したが、
そこにエマの姿は無かった。
シンとしたロビーには、
走り書きのメモが残されている。
「このお屋敷は何かおかしい…
お願い、
日が沈む前にここから逃げ出して……」
ついさっき通ってきた入口の扉は、
いつのまにか
ビクともしなくなっている。
まさか、閉じ込められた…?
……その時、
背後にある扉がギィィィと
音を立ててゆっくりと開いた。
エマ、そこにいるの…?
日没まで残り僅か。
私たちは屋敷の中を
探索することにした———