Story
「みなさんは特別なゲームへと
招待されたのです」
見慣れぬ部屋に招かれた私たちにそう告げたのは、覗き窓ごしにニヤリと笑みを浮かべた"なにか"だった
このゲームのルールは3つ
- 3つのビデオテープを鑑賞すること
- それらのビデオテープの再生を"途中で止めること"
- 最後まで見てしまった場合は、脱落となること
戸惑いの声をあげる私たちを
気にすることもなく、
"なにか"はゲームの開会を宣言する
ビデオテープが再生を始める
「カシャン」という音が部屋に響く
周囲が暗闇に包まれ、中央に置かれたブラウン管のテレビに映像が映し出された
映し出されたのは古いホテル・・・?
次の瞬間、私たちを強烈なめまいが襲い、意識が遠のいていく
目が覚めると、
そこはTVに映っていた
ホテルの世界だった―――